生徒の理解度を可視化する。オンライン塾のテスト活用術

生徒の理解度を可視化する。オンライン塾のテスト活用術

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生徒の理解度を可視化する。オンライン塾のテスト活用術

キリンジ学習塾

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今回は、オンライン学習塾であるキリンジ学習塾代表の山路先生にお話しを伺いました。

対面授業と比べて、どうしても生徒の定着度を把握しづらいオンライン指導。キリンジ学習塾では、Dr.okkeをカリキュラムに組み込み、授業後の定着度チェックや独自の学習サイクルに活用することで、その課題を強みに変えてこられました。

そんな山路先生に、Dr.okkeの具体的な活用方法から、リアルな失敗談、生徒の変化、さらには経営面への影響までお話しいただきました。

↑キリンジ学習塾代表の山路先生

───Dr.okke導入のきっかけを教えてください。

当塾は完全オンライン型の塾として指導を行っているのですが、オンラインだからこそ「生徒の定着度の測定がしづらい」という大きな課題を抱えていました。

画面越しに「分かりました!」と言ってくれても、いざ模試や定期テストになると点数に結びつかない。対面塾のように生徒の手元のノートをサッと覗き込んだり、その場で小テストをパッと配って解かせたりすることが難しいため、生徒が「本当に自力で解ける状態(アウトプットできるレベル)になっているか」を正確に把握する手段に悩んでいました。

そのため、「オンライン上でも、生徒一人ひとりの進度やレベルに合わせたテストを簡単に作成・配信できて、その成果を可視化できるツール」をまさに探していました。市販の教材をPDF化して送るのも限界がありましたし、自作するのも講師側の負担が大きすぎたからです。

そんな中、Dr.okkeの「わずか1分で、単元を絞った良質なテストが作成できる」「自動採点ですぐに結果がデータ化される」という機能を知り、「これならオンライン指導の弱点を完全に補い、生徒に圧倒的な演習量を積ませることができる」と確信して問い合わせたのがきっかけです。

───現在、Dr.okkeをどのように活用されていますか?

当塾では、大きく分けて2つの方法でDr.okkeをフル活用しています。

1つ目は、日々の授業や参考書学習が終わったタイミングで、本当に内容が身についているかを測る、いわば「王道のテスト」としての使い方です。

オンライン塾では、生徒が画面越しに「分かりました!」と言っても、本当に自力で解けるかは別問題です。学習の直後にDr.okkeでテストを配信・実施してもらうことで、「分かった気」で終わらせず、その場で理解度を正確に測定しています。これで合格点を取れて初めて、次の単元へ進む許可を出しています。

2つ目が、当塾の独自指導法である「特訓」での活用です。これが非常に強力な効果を発揮しています。

具体的には、オンラインで講師が見守る中、その場で講師の指示によって【テスト(アウトプット)⇒ 復習・解説の読み込み(インプット)⇒ 再びテスト】というサイクルを、何度も何度も泥臭く繰り返す方式です。

「テストをして、間違えたらその場ですぐにDr.okkeの分かりやすい解説や参考書で解き直し、またすぐに類題を解く」というループを、画面越しに講師が伴走しながら高速で回します。

Dr.okkeの「わずか1分でテストが作れて、自動採点される」というスピード感があるからこそ実現できている指導法であり、当塾の個別最適な指導の核となっています。

───導入後、運用の中で見直したことや改善したことはありますか? 

明確な運用の失敗というほどではないのですが、オンライン塾ならではの盲点として、導入初期に生徒の「カンニング(画面外での調べ引き)」が発生してしまったことがありました(手元が見えないオンライン指導ならではの苦悩ですね笑)。

当初はDr.okkeで配信したテストの「点数(結果)」だけを見て生徒を評価・指導していました。すると、生徒の中に「先生に良い点数を見せたい」「早く合格して次の単元に行きたい」という心理が働き、こっそり調べながら解いて満点を取る、という事象が起きてしまったんです。当然、それでは模試や本番のテストで点数が取れるはずがありません。

そこで、単に点数の数字を鵜呑みにするのではなく、データから講師が抱く「違和感」を無視しない指導へと変更しました。

Dr.okkeの管理画面を見ながら、「この問題数に対して、解答時間が短すぎないか」「正答率の上がり方が平均から見て飛び値過ぎるのではないか」といったプロセスを細かくチェックするようにしたのです。

そして、その違和感をそのままにせず、当塾で実施している「学習会議」という個別指導の時間に、生徒とのコミュニケーションの材料として活用しました。会議の中で「この問題、すごく早く解けているけど、どうやってアプローチしたの?」と問いかけたり、その場で似た類題を出してみたりすることで、本当に自力で解けている状態なのかを丁寧に確認していきました。

同時に、生徒へのマインドセットも変えていきました。「Dr.okkeは100点を取るためのツールではなく、『できることと、できないことの仕分け』をするためのツール。だから、テストで間違えることは全く問題ない。」と伝え続けました。

この「学習会議」での対話と思想の共有を徹底した結果、生徒たちも「その場しのぎのカンニングには何の意味もない」と本質を理解し、自分の現在地を正確に知るために正々堂々とツールに向き合ってくれるようになりました。

───Dr.okkeを活用することで、指導や生徒さんにどのような変化がありましたか? 

●指導や業務における変化

テスト作成にかける作業時間が「ほぼゼロ」になりました。時折、完全にオリジナルのテストを制作することもありますが、日々の指導においてはほとんどDr.okkeの作成機能だけで事足りています。

これまで夜遅くまでかかっていたプリント作成や丸付けの負担が激減したため、その分、生徒一人ひとりのモチベーション管理や親身な進路指導、さらにはメインのZoom授業自体のクオリティ向上に圧倒的に時間を使えるようになりました。業務効率化がそのまま指導の質向上に直結しています。

●生徒さんの反応や学力面での変化

生徒たちからは「手書きも含めた解説がとにかく分かりやすい!」と大好評です。世の中の多くのICTツールは、解説が無機質だったり途中式が省略されがちだったりしますが、Dr.okkeの解説は思考プロセスが手書きを交えて丁寧に書かれているため、オンライン学習であっても生徒が一人で納得して進められています。

結果として、模試の偏差値が大幅にアップする生徒や、定期テストで苦手科目の点数が跳ね上がる生徒が続出しており、確かな学力向上を実感しています。

●経営面への影響

当塾は元々、「自学自習ができるようになったら、いつ塾を辞めてもらっても構わない」という考え方をしています。そのため、経営面において売上などの数値を第一の指標としては重視していないのですが、結果的にずっと「増収増益」が続いています。

というのも、生徒が自力で勉強できるようになっても、「自分の立ち位置や定着度を測るために、質の高いテストを受け続けたい」というニーズが非常に大きいからです。

自学自習の環境が整った生徒にとっても、Dr.okkeで自分のレベルに合わせた精度の高いテストを配信してもらえる環境は手放せないものになっています。「勉強のやり方は分かったけれど、仕分けのためにこのテスト環境を使い続けたい」と、結果的に長く在籍してくれる生徒が増えました。数値を追わずに増収増益を達成できているのは、間違いなくDr.okkeさんのおかげだと感じています。

───他のICT教材や学習ツールと比べて、Dr.okkeならではの良さはどこにあると感じますか? 

世の中にある多くのAI教材は、「生徒が一人で画面に向かって黙々と進めるもの」が多く、どうしても途中で飽きたり、単なる作業になってしまったりしがちです。

しかし、Dr.okkeはあえて「先生がテストを配信するスタイル」を採用している点が、他のツールと決定的に違います。生徒にとっては「信頼している先生から届いたテスト」という重みがあるため、画面越しであっても程よい緊張感とモチベーションを持って取り組んでくれます。“先生と生徒のコミュニケーションを加速させるためのICT”という温かい設計思想が素晴らしいと感じています。

当塾では、このDr.okkeを日々の学習や独自の「特訓」「学習会議」に組み込むことで、オンラインでありながら、講師がすぐ隣に伴走しているような理想的な自立学習のサイクルを確立できています。

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