今日からできる!塾集客を成功させる方法6選【要チェック】
作成日:
2025/02/13
更新日:
2025/10/17

少子化で競争が激化する学習塾業界。なかなか生徒を集めるのに苦労されている先生も多いと思います。
この記事では効果的な6つの集客方法のテクニックを解説します
ホームページの作成やSNS活用といったオンラインの施策や、チラシ配布や口コミといったオフラインの施策の両軸で生徒数を徹底紹介します。

学習塾での集客の現状と課題
効果的な集客のテクニックをご紹介する前に、今の学習塾の課題について改めて整理しておきます。課題がしっかりわかっておくことで、塾それぞれの課題に対する解決方法が明らかになります。
塾の多様化と集客方法の変化
現代の学習塾では、個別指導や集団授業をはじめ、オンライン授業など従来とは一線を画す多彩なサービスが展開されています。これにより、生徒や保護者の求める内容も多様化しており、昔ながらの集客方法だけでは十分な成果を上げるのが難しくなっています。
そのため、塾の集客においては自分たちの強みや特色をしっかりとアピールし、ニーズに対応できる体制を整える必要があります。保護者の教育に対する関心や、検索などの情報リテラシーが高まる中、塾選びでは情報の透明性や信頼性がますます重視されるようになっているのが現状です。
少子化と競争激化
少子化の進行により子どもの数が減少する一方、学習塾は増え続けています。また、オンライン塾などの出現により、近隣の塾以外の競合も増えてきています。
その結果、塾同士の生徒獲得競争はますます激しくなり、今や集客戦略が必須の時代と言えるでしょう。
こうした厳しい競争下では、各塾が自らの独自性や強みをしっかりとアピールし、ターゲットとなる生徒層に合わせた戦略を展開することがより大切になってきます。
また、インターネットやSNSを活用した情報発信も不可欠となっており、塾の魅力を効果的に伝えることが成功への鍵となるでしょう。
集客におけるよくある失敗例と対策
多くの塾で見受けられる課題として、
ターゲットが曖昧で適切な訴求ができていない
塾の独自の強みがしっかりと伝わらない
Webでの情報発信が不十分である
などが挙げられます。
こういった課題を解決し、効果的な集客を実現するためには、まず、誰に向けたサービスなのか、ターゲット層を明確にし、ターゲット層に対して適切な集客方法で集客することが大切です。
塾ならではの強みや特徴を具体的に伝えなければ、生徒や保護者は他の塾との違いを見いだせず、入塾の決断を後回しにしてしまうかもしれません。
実際に塾に話を聞きにいく前に、ネット上で塾の詳細情報や口コミを検索するのが当たり前の時代になってきており、ホームページやSNSなどのWeb媒体で十分な情報が発信されていないと、せっかくの魅力が伝えられないまま決断されてしまいます。また、発信が少ないと、そもそもの塾の存在自体が知られにくくなります。
こうした点を踏まえ、一度集客戦略を見直し、各ターゲットに合ったアプローチと効果的な情報発信を実践することが、集客を成功させるためには不可欠だと言えるでしょう。
これらを踏まえて、次項よりオンライン・オフラインでの集客戦略をご紹介していきます。
ホームページの作成
SNSを活用した情報発信
WEB広告の出稿
Googleビジネスプロフィールへ登録し、MEO対策を行う
チラシ配布とポスティング
口コミを広げてもらう
オンラインでの集客戦略
オンラインでの集客戦略は4つ手法があります。
1.ホームページの作成
まずは、
塾の教育方針、カリキュラム、強み、合格実績
体験入学、資料請求、問い合わせ方法
などの情報を、誰にでも分かりやすい形で掲載されたホームページを用意しましょう。
これらの情報をしっかりと揃えることで、訪問者が自然と体験授業や資料請求に進む流れを作れるようにしましょう。
ホームページは塾の顔とも言えるため、デザインだけでなく、掲載する情報もしっかりと充実させる必要があります。授業風景や講師の紹介、生徒の声などを具体的に伝えることで、塾の雰囲気が感じられるように工夫しましょう。よりリアルで分かりやすく魅力を伝えるため、生徒からの声については、あえて手書きのまま掲載する塾も多いです。
また、検索エンジンからの集客強化を狙ったSEO対策を自然に取り入れることも重要です。
具体的な対策としては、ターゲットとなるキーワードの選定やコンテンツの最適化、サイト構造の改善などを通じて、検索結果で上位に表示されるように調整を行なっていく必要があります。
こういった施策を地道に行うことで、より多くの生徒や保護者に塾の魅力が届き、体験授業や資料請求へとつなげられるようになります。
ホームページやブログなどを使った施策は効果が出るまでの期間が長いですが、一度作ってしまえば定期的なメンテナンスを行うことで持続性の高い集客施策として活用できます。
2.SNSを活用した情報発信
SNSを上手に活用することで、塾の日常やイベント情報などを気軽に発信でき、より効果的な集客ができます。X、Instagram、Facebookなどで、授業の様子やイベントの写真、動画を投稿すれば、塾の雰囲気が自然に伝わります。
また、生徒の成績アップ・合格実績や講師の紹介を定期的に発信することで、貴塾の魅力を具体的にアピールできます。
ただし、SNSの運用では、炎上対策や個人情報の保護といったリスクにも十分注意する必要があります。生徒の写真や個人情報をアップロードすることは控えましょう。
情報が残り、検索結果にも表示され続けるホームページやブログと異なり、情報が流れていくSNSを活用して集客を行うためには、継続してコンテンツを投稿する必要があり、維持コストが高くなりやすいので、日常の業務に支障が出ないように気をつけて運用しましょう。
3.Web広告の出稿
学習塾のオンライン集客を効果的に行うためには、Web広告の出稿が非常に有効な手段です。Web広告にはGoogle広告、Yahoo!広告、Meta広告(InstagramやFacebookの広告)などがあります。
Web広告を活用するメリットとして、地域や年齢層、受験志望校などの属性に合わせたターゲット広告が可能な点が挙げられます。
例えば、特定の地域で受験対策に力を入れている塾であれば、「○○市 難関大学受験」や「個別指導 高校生」といったキーワードを設定することで、Google広告のターゲティング機能等によりそのエリアの潜在顧客に広告を直接届けられます。精度の高い集客が実現できるため、効率的な費用対効果が期待できます。

Web広告の効果を最大限に引き出すには、クリック数やコンバージョン率といった具体的な指標をもとに、定期的に効果測定を行いながら改善を重ねることが大切です。
運用には専門的な知識が必要な場合も多く、日々の塾運営と並行するのはとてもハードかもしれません。
もしWeb集客に注力すると決めた場合には、プロのアドバイスを受けるためにも広告代理店に相談してみるのも良いでしょう。
4.Googleビジネスプロフィールへ登録し、MEO対策を行う
Googleビジネスプロフィールへの登録は、学習塾のオンライン集客を強化する上で非常に重要です。
正確で詳細な情報を登録することで、地域の生徒や保護者が「近くの塾」や「進学塾」といったキーワードで検索した際に、Googleマップやローカル検索結果に表示されやすくなります。これがいわゆるMEO(Map Engine Optimization)対策となり、オンライン集客の大きな軸となります。
塾を探す上で、塾の立地は生徒や保護者にとって大変重要であり、多くの場合は、塾の検討の際にGoogleマップで検索することになるでしょう。その際に、Googleマップ上で、塾の情報や口コミも確認する保護者の方は多いです。
そのため、Googleマップ上の口コミを増やしつつ、口コミへの返信や最新情報の更新を欠かさず行うことで、評価を高め、検索順位を向上させておくことがとても大切です。

まずは、Googleビジネスプロフィールの公式サイトにアクセスし、以下の情報の登録を進めましょう。
・塾名
・住所
・電話番号
・営業時間やサービス内容の詳細記載
・写真や動画の追加
各種設定が完了すると、Googleマップ上に塾の情報が掲載されるようになります。

オフラインでの集客戦略
5.チラシ配布とポスティング
チラシ配布やポスティングは、地域住民に直接アプローチできる有力な集客手段のひとつです。ターゲット層に合わせたデザインや情報を盛り込み、体験授業への導線をしっかりと作ることで効果的な集客施策を実施しましょう。
例えば、高校生向けの塾であれば、近隣の高校や進学校の周辺、または高校生が通うエリアでチラシを配布したり、保護者向けにポスティングを行ったりすることで、効果的に認知度を上げることができます。
高校生向けのチラシの場合、具体的な合格実績や指導方針、受験対策の特徴など、信頼感を与える情報をしっかりと掲載することが大切です。また、保護者向けのチラシでは、塾の強みや実績、具体的な料金等を強調し、塾選びの判断材料となる情報を提供することが重要です。
SNSやWeb広告が普及した現代においては、チラシ配布やポスティングはひと昔前のマーケティング手法だと思われがちですが、高い確率で目を通してもらえる媒体として、まだまだ効果的な集客方法であることは間違いありません。
6.口コミを広げてもらう
口コミは、学習塾業界において最も信頼される情報源の一つです。実際、すでに塾に通っている生徒さんやそのご家族からの紹介が、新しい生徒さんの獲得につながることはよくあります。口コミは、これまで長期間かけて育んできた塾の魅力の対価であるため、他の塾に真似できない集客戦略と言えるでしょう。
口コミは自然に広まることも多いですが、より積極的に広めるためには、紹介キャンペーンを実施することも効果的です。たとえば、紹介してくださった生徒や保護者には授業料の割引を、紹介された新規入塾者には入塾金の無料特典を用意するなど、両者にメリットがある取り組みを展開すると、口コミの輪がどんどんと広がっていくことでしょう。
集客効果を最大化するためのポイント
サービスの質を高める
学習塾の運営において他塾と差別化するための最大の武器は、より良い価値の提供です。具体的には、一人ひとりの生徒に合わせた授業や確認テストの実施、また生徒と保護者の両方との密なコミュニケーションの確保などにより、学習意欲や成績のアップにつながるサービスを提供していきましょう。長期的で意義のある集客を狙うなら、単に広告やキャンペーンに頼るだけではなく、実際に塾で提供する授業やテスト、面談などのサービスそのものの価値を向上させることが必要不可欠です。
例えば、授業では一人ひとりの学習状況に合わせた丁寧な指導を実施し、定期的な面談やフィードバックを通じて、生徒の進捗や課題をしっかりと把握できるような仕組みを作ると良いでしょう。
こうした取り組みは、保護者からのニーズも大きく、保護者との信頼関係の構築にも大きく寄与します。保護者への説明会や個別相談を通じ、家庭学習のサポート方法や、塾での指導方針を丁寧に伝えることで、保護者から塾への安心感と満足度を高めることもできます。
全ての面において最善を目指す必要はなく、生徒や保護者により良い価値を提供するための方向性は塾の数だけあるので、まずは、自塾の強みを活かすことができ、生徒や保護者からのニーズも大きいサービスの価値を高め、改善していくことが大切です。
それが結果として、他塾との差別化につながり、口コミやリピーターを生む大きな原動力となります。もちろん、持続的に価値を提供していくには、事業の両輪であるコスト構造の検討も欠かせません。
このように、コストを抑えながら、生徒や保護者により良い価値を提供していくためには、ICT教材の活用も検討すると良いでしょう。その際には、なるべく塾の業務が効率化でき、人の手では提供できないような個別最適な学びをもたらし、塾の価値を高めてくれるようなツールを検討することが重要です。ICT教材を入れたことで、業務が煩雑になり人件費が増えてしまったり、生徒のやる気が損なわれてしまったりしては本末転倒です。
例えば、Dr.okkeという確認テストのICT教材では、問題数や難易度、制限時間などの要素を生徒一人ひとりの目標に合わせて設定した上で、わずか1分で確認テストの作成が可能です。
これまで多くの時間をかけて作成していた確認テストの業務を効率化し、より多くの時間を生徒や保護者とのコミュニケーションに使うことができるようになります。また、習熟度を迅速・的確にデータで視覚化できるので、コミュニケーションの質も高まり、生徒や保護者により良い価値を提供できるようになります。
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ターゲットを明確にする
集客において、ターゲット層を明確にすることのメリットは、単に対象を絞り込むだけでなく、集客の軸や打ち出す強みの軸を明確にし、適切なアピールができるようになる点にあります。ターゲットが具体的になると、どのようなニーズがあるのか、どのサービスや情報が響くのかがはっきりするため、効果的なプロモーション戦略が立てやすくなります。
例えば、高校生向けの塾を考えた場合、進学先によってアプローチを分けるのが一つの方法となり得ます。
【難関大を目指す生徒向け】
難関大学(東京大学、京都大学、東京科学大学、一橋大学、早稲田大学、慶応大学など)を志望する生徒には、あらゆる質問に対応できる講師の高い学力レベル、志望校合格に向けた長期間の学習計画や進捗管理、徹底した入試対策や模試の分析などが求められます。こうした施策は、難関大合格に向けた具体的な強みとして打ち出すことができ、強力なアピールポイントとなります。質問対応などは、サービスを外注することも選択肢の一つとなるでしょう。
【難関大以外を志望する生徒向け】
一方、難関大以外の大学(特に推薦入試)や専門学校を目指す生徒には、学習のモチベーション向上や、定期テスト対策などの学校の授業内容に即したサポートが効果的です。定期テストでしっかりと結果が出るような基礎固めを徹底する指導や、進学相談を充実させることで、安定した学力向上を実現し、これもまた自塾の強みとしてアピールできます。
このように、ターゲット層を明確にすることで、集客の軸が定まり、どの強みをどの層に訴求すれば良いかが具体的に見えてきます。
長期的な視点を持つ
集客においては、目先の成果だけに頼るのではなく、長期的な視点を持つことが大切です。入塾した生徒の学力向上をしっかりとサポートし、志望校合格へと導く実績があると、その成果が口コミとして広がり、自然と新たな入塾者の獲得に結びつきます。
また、保護者とのコミュニケーションを丁寧に行い、信頼関係を築くことで、兄弟姉妹や友人からの紹介につながる可能性も高まります。中長期的に塾のブランドイメージを向上させていくことも、長期的な集客戦略の重要な要素となり、安心感を求める顧客に強くアピールできます。こうした取り組みを複合的に継続することで、安定した集客基盤を築いていくことが可能になるのです。

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