作成日:
2024/10/04
更新日:
2025/10/17
はじめに
高校で学ぶ生物科目は、基本的な概念を学ぶ「生物基礎」と、より発展的な概念を学ぶ「生物」に分かれます。
後にも述べるように、特に生物基礎は、高校で必修科目として設置されることも多く、定期テストの対策が必要になったり、特に文系の方々において共通テストの受験科目として利用されたりと、高校生にとっても接する機会の多い科目です。
この記事では、生物基礎でおすすめの参考書や共通テストの対策方法を解説します。
生物基礎を使う人は?
高校の理科では、基本的に「物理基礎・化学基礎・生物基礎・地学基礎」の基礎科目のうち3つが必修となっており(注)、基本的には文系であろうが理系であろうが、高校で生物基礎を学ぶことになるため、定期テストの対策が必要となります。
(注)「基礎」の付いた科目1つと「科学と人間生活」の形で選択することもできますが、「科学と人間生活」は共通テストの科目に入っておらず、多くの高校で開講されておりません。
また、文系においては、これらの基礎科目のうち2科目を共通テストで受験し、その結果を大学出願の際に利用することが多いのですが、生物基礎は物理基礎に比べて数式を用いる場面が少なく、受験科目として生物基礎が選ばれることが多いです。
理系においても、物理や化学に比べると、生物の選択者は少ないものの、生物を学ぶ際には生物基礎の知識が土台となるため、しっかり学んでおく必要があります。
共通テストにおける構成
では、特に文系において最終ゴールとなる共通テストの生物基礎について、どのような問題が出題され、どのような対策が必要になるかを紹介していきます。
まず、共通テストの生物基礎の構成は以下の通りです。
第1問「生物の特徴および遺伝子とその働き」
第2問「生物の体内環境の維持」
第3問「生物の多様性と生態系」
これら3つの大問から構成され、それぞれの大問はA・Bという2つのパートに分かれています。合計50点満点です。
大問構成からもわかる通り、生物基礎の学習単元全体から満遍なく出題されており、また、生物用語の知識を問う問題ではなく、内容を理解できているかを問う考察問題が出題されるのが特徴です。
共通テスト移行後の平均点の推移は、
2021年:29.2点(得点率 58.3%)
2022年:23.9点(得点率 47.8%)
2023年:24.7点(得点率 49.3%)
2024年:31.6点(得点率 63.1%)
となっています。
センター試験からの変化
生物基礎の共通テスト対策を行う上で、センター試験の過去問を利用する方も多いのではないかと思います。生物基礎について、センター試験と共通テストでは、問題にどのような違いがあるのでしょうか。
まずは実際の出題例で確認してみましょう。
例えば、抗体を生成する免疫のしくみに関して、2019年度のセンター試験では以下のような知識を問う問題が出題されました。

(2019年度本試験より引用)
一方で、同じ免疫のテーマについて、2023年度の共通テストでは、以下のような実験を絡めた考察問題が出題されました。

(2023年度本試験より引用)
これらは単なる一例ではありますが、このように、共通テストに移ってから、用語の単なる暗記にとどまらず、実験内容を読み取り、論理的に考察できるかを問う問題が全般的に増えており、センター試験と比べ難易度が上がっています。
問題の難易度の上昇は、平均点にも如実に現れており、
・共通テスト4年間の平均点の平均値:27.33点(得点率 54.7%)
・センター試験の最後の4年間の平均点の平均値:34.55点(得点率 69.1%)
と、共通テストに移行してから、実に得点率が約14%下がっているのです。
後にも述べますが、知識の確認や基礎的な考察問題の演習といった面において、センター試験の過去問もとても有効な対策にはなるのですが、共通テストとの内容の違いを把握した上で利用することが重要です。
生物基礎で高得点を取るには?
イメージの理解と演習を怠らない
定期テストや共通テストで生物基礎の高得点を取るためには、
① イメージをつかみ、何をやっているかを理解すること
② 覚えるべきところを、演習を通じてしっかり暗記すること
が重要です。やみくもに問題を解き進めるのではなく、まずはしっかりと単元の内容を理解し、イメージをつかんだ上で演習を進めるようにしましょう。何をやっているのかわからないまま進んでしまうと、共通テストの考察問題に全く歯が立たなくなってしまうので要注意です。
①でイメージをつかむ際、とてもおすすめなのが「授業動画」の活用です。新しい概念を、参考書や図説で理解していくことはなかなか難しいですが、動きのある映像で学ぶことで飛躍的に理解しやすくなります。YouTube上の良質な授業動画を、単元別・レベル別に探せる無料アプリokke(web版 / アプリ)など、便利なツールも使いながら、ぜひ授業動画で効率よく理解していきましょう。
②の暗記に関しては、見て終わりではなく、サボらずに必ず演習問題を解き、アウトプットを意識するようにしましょう。問題を解いていく中で、自然と覚えていくことができ、記憶にも定着しやすくなります。
問題集はどうしても単元で問題が並んでしまうため、並びでわかってしまうことも多いですが、本当に定着しているかを確認するには、ランダムに出題される演習ツールを活用するのも有効です。例えば、いきなりこちらの問題を見たときに、自信を持って答えることはできますか?

(テスト演習ツールDr.okkeから抜粋)
このように、ランダム形式での演習は、定着度を確認したり、記憶を取り出すアウトプットを通じて知識を定着させたりするのに大変効果的です。問題集だと基本的に単元ごとに整理されてしまっているため、下で紹介するDr.okkeのようなテスト演習ができるツールに頼り、定着度をチェックしていきましょう。
また、知識問題が出題されるセンター試験の過去問も、ランダムな出題を通して定着度を測る上でとても役に立つのでおすすめです。
ちなみに、上の例題の答えは、ア:2、イ:3、ウ:5、エ:8、オ:2 でした。正解できましたか?
考察問題への対応
共通テストでは、上で確認した通り、用語の単なる暗記にとどまらず、実験内容を読み取り、論理的に考察できるかを問う「考察問題」が多く出題され、難易度の高いものも混じっています。そのため、共通テストで8割以上(40点以上)の高得点を狙うには、前節で説明した、①イメージ理解、②演習を通じた暗記、を土台として、実践形式の演習で慣れていく必要がある点に注意しましょう。
一方で、知識問題が出ないからと言って、①②を飛ばすことはできないことにも注意です。あくまでも知識の土台が無いと考察問題は攻略できません。
実践形式の演習で考察問題に慣れていくにあたっては、下の2点を意識するようにしましょう。
・文章を読み取る力を鍛える
・図表の読み取り能力を鍛える
まず、共通テストの生物基礎の考察問題では、上でも紹介した通り実験形式のものが出題されます。しかも、考察するために比較対象が必要となるため、複数の実験が行われることが多いです。そのため、各実験の設定や結果が長文で与えられることになり、共通テストではそれを読みこなす力が求められます。
初めは時間がかかっても良いので、一から飛ばさずに読んでいくようにしましょう。実践形式での演習を繰り返す中で、「何のために複数の実験を行っているのか」「どのような点が比較のポイントになりそうか」を意識できるようにしていき、強弱をつけて読めるようにしていきましょう。
また、図表が与えられて、そこから読み取れる内容を答えさせる問題も多く出題されます。こちらも、まずは設定の文章を飛ばさずに正しく読むことから始めましょう。その上で、図表のそれぞれの軸が何を表しているか、どこで変化が起こっているか、などに意識して、図表を見ていくようにしましょう。

おすすめの参考書
では、ここまで紹介してきた生物基礎の攻略方法を踏まえて、用途ごとにおすすめの参考書を紹介していきます。
まず、ここまでの攻略方法をまとめると、生物基礎の勉強としては、以下の流れで進めていくのがおすすめです。
① イメージの理解
→ イメージをつかみ、何をやっているかを理解すること
② 演習を通じた暗記
→ 覚えるべきところを、演習を通じてしっかり暗記すること
③ 考察問題への慣れ
→ 特に共通テストで高得点を目指すために、実践形式の演習を通じて、考察問題に慣れること
①②は、単元ごとに行き来するようにしましょう。つまり、全ての単元を理解してから演習に取り掛かるのではなく、一つの単元を理解したら、演習で暗記・定着させ、次の単元に移る(ときどき前の単元も復習)、という進め方が効率的です。
イメージの理解におすすめの参考書
生物基礎の各単元のイメージをつかみ、何をやっているかを理解する上で、役に立つ参考書を紹介します。上でも紹介した通り、okke(web版 / アプリ)などで授業動画もぜひ活用してみてください。
独学用におすすめの参考書
まずは、初心者向けの読み進めていきやすい参考書を紹介していきます。共通テストに向けて、独学で進める必要がある方にもとてもおすすめです。

文章がストーリー調で、図もフルカラーで豊富に掲載されており、とても読み進めやすい参考書です。各単元の内容を一から学びつつ、発展や参考のコラムもまとめられているので、興味に応じて学びを深めていくこともできます。
4つのセクションと、12個のテーマに分かれており、それぞれチェックテストや確認テストがあるのですが、問題数は全体的に少ないので、下で紹介する問題集と一緒に進めて、しっかりと定着させるようにしましょう。また、同じ東進ブックスから出版されている生物基礎一問一答も本書と同じ田部先生の著書ですので、併用するのも良いでしょう。

こちらも文章がストーリー調で書かれており、図も多いため、理解しながらコンパクトに知識を身につけていくことができます。「はじめに」で「僕がこの本で伝えたいことは、とにかく楽しむこと」と書かれている通り、生物基礎の世界を楽しみながら味わうことができます。
また、内容の説明だけではなく、センター試験の過去問の抜粋や、オリジナルの短い演習問題も掲載されており、知識の定着も図ることができます。

こちらも講義口調で、読み進めやすい参考書です。とても薄いのが特徴で、たった160ページしかありません。
共通テストに必要な知識が、かなりコンパクトにぎゅっとまとまっているので、完全な初学者が最初の1冊目に使うのは厳しいかもしれませんが、一度学んだ方が、知識をざっと復習するのにはとても有効です。
演習問題や、スピードチェックという一問一答も掲載されているので、知識を定着させながら進めることができます。
定期テスト対策におすすめの参考書
ではここからは、教科書的なカチッとした文体や、カラーの図などがたくさんあった方が理解しやすい方向けの参考書を紹介します。基礎から詳しく学べるため、学校の授業のサポートや、定期テスト対策にもとても役に立ちます。

表紙からも優しさが伝わる参考書です。教科書的な文章ではあるのですが、ところどころに手書き調の補足が書いてあり、温かみがあります。
教科書の内容はほぼ網羅されており、定期テスト対策にも最適です。

よくわかる高校生物基礎(Gakken) →問題集あり
フルカラーで、図がとても見やすい参考書です。この参考書内にも「定期テスト対策問題」などの演習問題が掲載されておりますが、別で、この参考書に連動した「よくわかる高校生物基礎 問題集」という問題集も販売されており、組み合わせて使うと、定期テストに向けた盤石な勉強ができます。

フルカラーで、重要語句の文字が大きくなっていたり、ポイント・まとめ・コラム・発展事項などが分けられていたりと、使いやすい参考書です。章末問題や定期テスト予想問題が収録されており、演習を通じて定着させていくこともできます。

上の「理解しやすい」と同じ出版社で、特徴はとても似ていますが、より基礎レベルに特化した参考書です。別で、この参考書に連動した「高校これでわかる基礎問題集 生物基礎」という問題集も販売されており、組み合わせて使うと、定期テストに向けて着実に知識を定着させられます。
おすすめの図説
最後に、生物基礎を学ぶ際のイメージの理解に欠かせない、図説の参考書を紹介します。

生物基礎の学習において、図説はとても重要です。教科書や参考書では、どうしても本のレイアウトの都合上載せられないような、詳しい実験の過程などを、フルカラーの写真で視覚的に学ぶことができます。
図説だけで内容を理解していくのは難しいですが、上で紹介したようなインプット系の参考書を読み進めながら、その理解の補助として使うのがおすすめです。
ここでは、市販で一番手に入りやすい数研出版のフォトサイエンスを紹介させていただきましたが、学校で図説が配られている場合はそれを使いましょう。
演習を通じた暗記におすすめの参考書
では、イメージを理解した上で、覚えるべきところを暗記するためにとても役に立つ演習系の参考書を紹介します。
まずは、学校で、セミナーやリードαといった傍用問題集が配られている場合には、それが最強です。解説も配られているのであれば、演習量は傍用問題集で十分確保できるので、ぜひ活用してください。
ただ、市販だと新過程版のこのような傍用問題集がなかなか入手できないのが現状で、その場合に有用な問題集を紹介します。

穴埋めノート型で知識をアウトプットするリードA、一問一答のリードB、例題と基礎的な良問のリードCから構成されており、これ1冊でかなりの演習量を積むことができるので、演習を通じた暗記にはとてもおすすめの参考書です。
リードLight生物基礎という似た問題集もありますが、こちらはリードA部分が穴埋めノート型ではなく、単なる説明文となっており、本のサイズが小さくコンパクトになっています。他の内容は全て同じなので、好みで選ぶのが良いと思います。

穴埋めノート型の問題集で、計5つのセクションの終わりに練習問題や定期テスト対策問題があります。穴埋め型ではあるのですが、本文の横の補足事項や図も多く、しっかり知識を増やすこともできる参考書です。よくテストに出てくる重要実験の内容もカバーしています。

必修整理ノートと似たタイプの、穴埋めノート型の問題集です。必修整理ノートと比べると、補足事項や図は控えめですが、共通テストに必要な読み解き力をつけられる思考力問題が、計4つのセクションの終わりに付いているのが特徴的です。また、定期テスト対策問題も掲載されています。
QRコードから飛んで一問一答テストに挑戦することができるのもポイントです。
演習の際におすすめな知識まとめ本
共通テスト対策を進める上でとてもおすすめなのが、覚えておかないといけない知識が一冊にまとまった、「知識まとめ本」です。
もちろん、上で紹介したインプット系の参考書を、そのまままとめ本として活用しても良いのですが、実はもっとコンパクトに知識をまとめてくれている参考書があるので、それをメインにして、演習を通じて暗記事項が出てきたら書き込んでいき、「この本さえ見れば、知識の復習ができる」という状態を作っておくのがおすすめです。共通テストの本番にも持っていって、試験時間前の直前チェックにもとても使えます。

少し前まで「大学入試の得点源」という書名で販売されていた参考書の改訂版です。上でも紹介した「共通テストはこれだけ! 生物基礎」と同じ、大森先生が執筆されているのですが、こちらの参考書はさらに薄く、驚きの96ページです。
最重要ポイントが見やすい形でまとまっているので、復習がしやすいです。ここに自分に必要な暗記事項をつけ立ちながら、ぜひ自分だけの知識まとめ本を作ってください。
考察問題に慣れるためにおすすめの参考書
これまで上で挙げてきた問題集は、知識を定着させるための一問一答系の問題集でしたが、先述の通り共通テストでは考察問題が出題されるため、知識の土台の上に、文章を読み取る力と図表の読み取り能力を鍛えて積み重ねていく必要があります。共通テストで8割(40点/50点)を狙うには、この考察問題の攻略が不可欠です。
ここでは、共通テストに向けて、手強い考察問題に慣れていくためにおすすめの参考書を紹介します。知識の確固たる土台に加えて、これらでしっかり考察問題に慣れていけば、共通テストで9割(45点/50点)も見えてきます。

共通テストの対策本は多く出版されておりますが、この集中講義の特徴はなんといっても「講義」と「演習」がセットになっている点です。
講義のセクションでは、押さえておくべき必要な知識が必要十分にまとめられており、知識の復習や整理ができます。また、演習のセクションでは、実際の共通テストなどの過去問から、学習効果の高い問題が抜粋されており、実践的な演習ができます。

最後の仕上げは過去問一択です。先述の通り、センター試験の過去問も知識の定着度の確認や、解きやすい考察問題の演習ができるので、活用するようにしましょう。
そこでおすすめなのが、こちらの河合塾の過去問集、通称「黒本」です。2025年版時点で、教学社が出版する赤本は共通テストの過去問のみが収録されているのですが、黒本ではセンター試験の過去問も2年分収録されています。もっと解きたい方は、メルカリなどで、センター試験を含む過去問集を買うのも良いでしょう。
学習塾での参考書の扱い方
学習塾では、生徒のモチベーションを上げて、生徒の現状にあった参考書に取り組んでもらい、定着させていくことが求められます。
特に文系の子にとって、共通テストの理科基礎の対策は、時間をかけずに効率よく進めたいところなので、問題数の多い学校の教材だと、なかなかやる気が上がらない子も多いかと思います。その場合には、上で紹介したような同じレベルの薄い参考書を勧めたり、ICTツールを活用したりすることでやる気が上がることもあるでしょう。
また、生徒の「やった」「わかった」という言葉には大きな個人差があり、自分で解けるまで定着しているかは全くの別問題です。特に生物基礎では、アウトプットによって知識を定着させる必要があります。単に生徒に「参考書をどれくらい進めたか」を聞いて確認するのではなく、テスト形式の演習で実際に解いてもらって、「どれくらい定着しているか」を客観的に確認することが重要で、ここに先生の大きな価値があると言えます。
生徒としても、ただ参考書を読み進めていくよりも、テスト形式の演習で短期目標があった方が、学習のモチベーションが大きく高まるでしょう。
結果につながる演習ならDr.okke

とはいえ、塾でテストを作って、採点して、エクセルに打ち込んで、というのはとても大変ですし、先生の個人差も出てしまいます。
そこで、参考書と合わせて簡単に良質なテストが作成でき、参考書の定着度合いを客観的に確認できるテスト演習ツール「Dr.okke」をご紹介します。
Dr.okkeは、1分であらゆるテストが作成でき、問題の作成から採点、データ分析まで一連の流れをすぐに行えるため、先生方の負担を大幅に軽減しつつ、生徒に個別最適な指導を行うことができます。
生徒のレベルや目的に応じて、ランダムにテストを作成したり、自分で問題を選んでテストを作成できたりするため、手間が大きく省けます。

(出題範囲・レベル・問題数・制限時間などを柔軟に選択できる)
加えて、テストを受けた直後に自動採点で結果が表示され、それぞれの問題に、手書きの図や別解なども含めた詳しい解説も付いているため、生徒の理解が深まります。
テストの結果は瞬時に先生にも共有され、生徒の理解度を詳細に分析したり、タイムリーな声掛けを行ったりすることで、生徒もモチベーションが上がります。過去のテストのデータも自動で蓄積されていくので、保護者様への共有も簡単にできます。
また、生徒ごとに、客観的なデータが自動で蓄積されていき、対策すべき単元などが一目で分かるので、参考書の学習計画も立てやすくなります。解けていない問題のみでの出題も可能です。

(各生徒の到達度の分析や、弱点に絞った個別最適なテストの作成もできる)
実際、Dr.okkeを導入した多くの校舎で、テスト演習教材として利用いただき、成績アップの事例が続々と出ています。
Dr.okkeには、生物基礎をはじめ、すでに主要5教科+情報Ⅰが網羅されており、あらゆる参考書と併用させて演習やチェックテストを行うことが可能です。
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参考書学習にお悩みの先生方は、ぜひDr.okkeの活用をご検討ください!
まとめ
本記事で紹介してきた通り、生物基礎には素晴らしい参考書がたくさんあるので、自分にとって本当に必要な参考書に取り組めば、定期テストや共通テストの点数を飛躍的に伸ばしていくことができます。
そのためにも、本文でも触れた通り、以下の流れを意識して、「いま自分は、何をできるようにするために参考書を買おうとしているのか」を考えた上で、参考書を選ぶようにしましょう。目的を考えずとりあえず適当に参考書を選んだり、周りがやっているからという理由で参考書を選んだりしても、全く結果が出ません。
① イメージの理解
→ イメージをつかみ、何をやっているかを理解すること
② 演習を通じた暗記
→ 覚えるべきところを、演習を通じてしっかり暗記すること
③ 考察問題への慣れ
→ 特に共通テストで高得点を目指すために、実践形式の演習を通じて、考察問題に慣れること
また、参考書学習でよくやってしまうのが、「読んで理解しただけで、できる気になってしまう」という間違いです。読んで理解できることと、自分で再現して解けるようになることの間には、とても大きなギャップがあります。
わかりやすい参考書であればあるほど、読んで終わりになってしまうことが多いので、成績はアウトプットで伸びていくんだということを常に意識して、サボらず自分で解き直したり、紹介した演習用の問題集を活用したり、最後に紹介したDr.okkeのようなテスト演習ツールを活用したりして学習を進めていくようにしましょう。特に生物基礎では、演習を通じた暗記・定着がとても重要です。

執筆者
株式会社okke代表。ラ・サール中高、東京大学工学部計数工学科卒。
財務省に勤務したのち、アメリカ・UCLAでMBAを取得し、能動的に学ぶ人を社会に増やすべく、okkeを起業。
Dr.okkeのコンテンツを作っています。




