17万件超の利用データから、テスト配信から提出までのタイミングを分析

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Dr.okkeは、先生がテストを配信してから生徒がそのテストを提出するまでの時間について、直近1年間に配信された17万件の利用データを分析しました。

その結果、提出ペースは配信直後に最も高く、その後大きく低下する一方、配信から24時間が近づくにつれて再び上昇する傾向が見られました。

さらに日単位で分析すると、1〜2日後の提出ペースが高く、その後いったん低下したものの、6〜7日後に再び上昇しました。 

授業中など、配信後すぐに取り組むケースだけでなく、翌日や翌週の授業前に取り組むなど、学習塾の指導サイクルに合わせたさまざまな場面で活用されている可能性がうかがえます。

目次

    背景:「先生が配信する」ことを起点とするDr.okke

    Dr.okkeは、先生が生徒に取り組ませたい問題を選び、テストとして配信し、生徒が解答・提出することを基本の利用フローとしています。

    生徒が自分で教材を選び、学習を進めていくのではなく、先生とのコミュニケーションの中で「何を、いつ学習するか」を決め、信頼関係のある先生から配信する形をとることで、学習のモチベーションが損なわれにくい設計としていることが特徴です。

    テスト提出後は採点や結果集計が自動で行われるため、先生は生徒の理解度をすぐに把握し、その後のタイムリーな声かけや指導につなげることができます。

    活用シーンとしては、授業内の確認テストや演習から、授業後の復習、宿題まで、指導の中のさまざまな場面での利用を想定しています。

    そこで今回、「先生による配信」を起点としたテストが、実際にはどのようなタイミングで生徒に取り組まれているのかを利用データから分析しました。

    なお、時間の経過とともに未提出テストの数自体が減少する影響を考慮するため、今回は各時点でまだ提出されていなかったテストを母数とした「提出ペース」を算出しています。集計区間の長さの違いも補正し、同じ尺度で比較しました。

    結果①:配信直後に提出ペースが集中。その後低下し、24時間前に再上昇

    まず、配信から24時間以内について提出ペースを分析しました。

    配信からの経過時間別・提出ペースの推移

    分析すると、大きく3つの局面が見られました。

    局面①:配信直後に提出が集中

    最も提出ペースが高かったのは、配信から15分以内の時間帯でした。

    授業中の確認テストや小テストなど、先生が配信した直後に生徒がその場で取り組むという利用シーンを表していると推測されます。

    局面②:1.5〜5時間後は比較的安定

    配信から1.5時間を過ぎると急激な低下は落ち着き、1.5〜5時間では1時間あたり1.2〜1.6%程度の提出ペースが続きました。

    Dr.okkeでは、先生があらかじめテストを作成・配信しておくことができるため、その日に塾に来る生徒に向けたテストを、日中に配信しておくような利用シーンを表している可能性があります。

    局面③:14〜15時間後を底に、24時間へ向けて再び上昇

    その後、提出ペースは再び低下し、配信から14〜15時間後には24時間以内で最も低い水準となりました。

    一方、その後は再び上昇に転じ、配信から1日経った23〜24時間後まで上昇を続けました。

    配信から一定の時間を置いた後、翌日の同じ時間帯の学習タイミングなどで再び取り組まれている可能性が考えられます。

    結果②:4〜5日後まで低下した提出ペースが、6〜7日後に再び上昇

    次に、配信から24時間を超えたテストについて、1日単位で7日後まで分析しました。


    配信からの経過日数別・提出ペースの推移

    1〜2日目の提出ペースは比較的高かったものの、その後は徐々に低下し、4〜5日目まで低下が続きました。

    しかし、その後は下げ止まり、配信から1週間後にあたる6〜7日目に向かって再び上昇しています。

    つまり、配信後の日数が経過するほど一貫して提出されにくくなるわけではなく、配信から1週間近く経過した時点で、再び提出行動が高まる傾向が確認されました。

    次回の塾の授業に向けた準備や宿題の期限など、週単位の指導サイクルの中で利用されているケースが含まれている可能性がうかがえます。

    「先生が配信する」から、異なる学習タイミングに組み込める

    今回の分析では、先生によるテスト配信後の提出行動が、単純な右肩下がりではないことが分かりました。

    配信直後には非常に高い提出ペースが見られる一方、その後いったん低下し、1日後が近づくにつれて再び上昇しました。

    さらに日単位でも、1〜2日後の提出ペースが高く、いったん低下した後、1週間後となる6〜7日後に再び高まっています。

    こうした結果から、授業中にその場で確認テストとして取り組ませるケースだけでなく、翌日や数日後、さらに次回授業までの宿題など、指導に合わせて、複数の時間軸で柔軟にテストを運用いただいていることがわかります。

    また、取り組むタイミングは異なっても、その起点となっているのは先生によるテストの配信です。

    Dr.okkeは、生徒が自分で演習を進めていくことを前提とするのではなく、信頼関係のある先生とのやりとりの中で配信する形をとることで、学習のモチベーションが損なわれにくいように設計されています。実際に、1日後や1週間後にしっかりと提出がなされていることが、何よりの証拠と言えるでしょう。

    採点や結果集計などICTで効率化できる部分を担いながら、現場での先生と生徒の学習設計やコミュニケーションを支えることを目指しています。

    今後もDr.okkeでは、実際の利用データを分析しながら、学習塾をはじめとする教育現場のニーズに合わせたサービス改善に取り組んでまいります。

    調査概要

    • 調査対象:Dr.okke上で期間中に作成・配信されたテスト

    • 対象件数:168,616件

    • テスト配信対象期間:2025年8月6日〜2026年8月5日

    • データ観察期間:各テストの配信から7日後まで

    • 分析内容:テスト配信から生徒による提出までの経過時間、および各時点で未提出のテストを母数とした提出ペースの時系列変化

    • 生存時間解析(サバイバル分析)で用いられるハザード関数の考え方を応用し、分析

    ※本調査はDr.okke上の利用ログを集計したものであり、各テストの利用目的や、授業内・授業外などの利用場面を判定したものではありません。

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    執筆者

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    ライター(野口)

    野口 真生

    野口 真生

    株式会社okkeマーケティング担当。京都大学総合人間学部/人間・環境学研究科卒。

    大手家電メーカーにて新規商材・ECサイト運営を担当後、若い世代の学びと成長に長期的に関われる点に惹かれokkeに入社。

    好きな動物は猫とニホンザル。